「運」は常に同居している
私達は日常、運が良い!とか運が悪い!等、生きて生活して行く中でよく「運」とか「運勢」とかを思ったりして生活しています。
相手を気遣うのにも「幸運をお祈りします」等、日常的に「運」と言う言葉を使用しています。
これらの「運」は行動を起こした時に常に同居していて、良くも悪くも「結果」として現れて来ます。
仕事の面にしても、対人関係や日常生活の中でも常に「運」の影響を受けて一人ひとりの人間としてのドラマがこの世に描かれて行くのです。
運の良い人と、運の悪い人とは歴然とした差が現れ、喜びと悲しみを人は知るのです。
そこでその「運」を知り、「運」を味方に付け人生をより良い方向に導く為の「人生の羅針盤」と言われているのが「気」の学問、つまり「気学」と言う鑑定法なのです。
「運」は自分自身で開ける
私もこの「気学」に出会ったのは25歳の時で、その後の人生はこの「気学」の方位学を利用しての人生開拓法で今日まで来たのです。
例えば、引越しするのも運勢が開ける「吉方位」を常に利用して、今まで3回の引越しをして大きく成長し、仕事の業績も伸ばして来ました。
家を建築する場合でも、「家相鑑定」しながら家の間取りを考えたものです。
私の家は注文住宅で、全て「家相鑑定」しながら自分自身で設計図の基礎を線引きしたのです。
又遠い所に「旅行」等する時も「方位学」を見て、吉方位の方向に旅行に行って「幸運」を少しずつ引き寄せて仕事や生活を充実させて来たものです。
そんな自分の体験からもやはり
「運」と言うものは「自分自身で変えられる」「運を呼び込む事が事が出来る」
と今までの人生体験で経験し、実証して来たので「旅行で開運する方法」なる情報も取り入れました。
折角、大金積んで旅行するなら「吉方位」の方向に行って幸運を呼び込みましょう。
占いは天体からの鑑定が多い
私達はよく「悪い星の下に生まれた」とか言いますし、各種の「占い」があり、星や天体から占う方法が多い事に皆さんはお気付きでしょうか。
大空に浮かぶ太陽をはじめとした無数の星と、人間とのかかわり合いがヨーロッパでは西洋占星術として、中国では九星術(気学)の源となったのです。
科学文明の無かった時代の先祖は、太陽と星の位置関係を見ながら「暦」を作り、方位を、季節を、台風等の自然現象を読み取りながら農耕民族として今の時代の基礎を造り上げて来たのです。
気学の「気」について
気学の前にその「気」について考えてみましょう。
まず「気」とは・・・・・・・・・・・・・
よく言われる言葉に「気力」「元気」「病気」「勇気」「気勢」「気合い」「短気」「気長に」「気違い」「気性」
「気味」「気落ち」「気運」・・等など人間の本性とか霊質を持つ人間のひとりひとりの事を表していますね。
又「天気」「気象」「電気」「大気」「空気」・・・など自然界の森羅万象の源として「気」と言う言葉が使用されています。
これらは「気」は全て万物の源であり、気の運動作用がこの世のあらゆる森羅万象を造り出している!と言う事なのです。
つまり「気学」とはこの世の万物の源である「気の運動作用」を知り、これらを人生に利用して行く為の学問!として理解頂けたら良いと想います。
人間がこの世に母体の体内から生れ落ちた瞬間、「おぎゃ〜」と泣きながら「気息」(呼吸する事)して大気に触れた時の「気」と、産まれた時の「星」を基本としてその人の人事ごといっさいの事柄を明らかにする学問の事です。
その人の生年月日を中心とした「星」と「気」で占う為、個人的に深く鑑定出来るのが「気学」の特徴と言えます。
生年月日と「気」の関係とは
私たち人間はこの世に生まれた時、オギャーと第一声をあげます。
その時の産声にてこの地に満ちている大気を大きく吸っているのです。
この吸った大気の「気」がその人の「気」であり、その気がその人の一生に大きな影響を与えて行くのです。
例えば昭和28年4月28日に生まれた人は、その年の、その月の大気を吸いながら皮膚呼吸もしていますので、
その大気の気質がそのままに、その人の性格や考え方に影響して運勢も意義づけられていると考えられるのです。
言わば
人間は「大気の化生」である事が分かりますね。
その生年月日の判断を「九星」と「干支」、そして「五行」を中心として、その人の性格・運勢を調べて開運に導くのが気学の根本となります。
例えば先ほどの昭和28年4月28日生まれの人を例にとると
昭和28年の年は九星では「二黒土星」となり、4月の月の九星は「九紫火星」となりますので
「二黒土星」年の「九紫火星」月生まれとなるのです。
生まれ年を
本命(ほんめい)と言い、生まれ月を
月命(げつめい)と言います。
まず貴方の本命を知りましょう!。下の表の生まれ年から本命 九星が分かります。
※注 気学では旧暦を使用しますので1月1日〜2月3日迄生まれた人は前年の生まれとします。
例えば昭和28年の1月生まれの方は前年度の、昭和27年の生まれなので本命は「3碧木星」となります。
本命 九星 |
生まれ年 |
一白 水星
(いっぱく すいせい) |
昭和2年 昭和11年 昭和20年 昭和29年 昭和38年 昭和47年 昭和56年
平成2年 平成11年 |
二黒 土星
(じこく どせい) |
昭和元年 昭和10年 昭和19年 昭和28年 昭和37年 昭和46年 昭和55年
平成元年 平成10年 |
三壁 木星
(さんぺき もくせい) |
昭和9年 昭和18年 昭和27年 昭和36年 昭和45年 昭和54年 昭和63年
平成9年 平成18年 |
四緑 木星
(しろく もくせい) |
昭和8年 昭和17年 昭和26年 昭和35年 昭和44年 昭和53年 昭和62年
平成8年 平成17年 |
五黄 土星
(ごおう どせい) |
昭和7年 昭和16年 昭和25年 昭和34年 昭和43年 昭和52年 昭和61年
平成7年 平成16年 |
六白 金星
(ろっぱく きんせい) |
昭和6年 昭和15年 昭和24年 昭和33年 昭和42年 昭和51年 昭和60年
平成6年 平成15年 |
七赤 金星
(しちせき きんせい) |
昭和5年 昭和14年 昭和23年 昭和32年 昭和41年 昭和50年 昭和59年
平成5年 平成14年 |
八白 土星
(はっぱく どせい) |
昭和4年 昭和13年 昭和22年 昭和31年 昭和40年 昭和49年 昭和58年
平成4年 平成13年 |
九紫 火星
(きゅうし かせい) |
昭和3年 昭和12年 昭和21年 昭和30年 昭和39年 昭和48年 昭和57年
平成3年 平成12年 |
本命星が分かりましたら次に月命を出してみましょう。
本命星が
「一白」「四緑」「七赤」の生まれで、干支が
「子」「卯」「午」「酉」年の生まれの方は下記の表から自分の生まれの月を見ます。
月盤の中央に位置する数字が
「月命」となります。
例として2月生まれの方は、中央に8がありますので月命は
「八白 土星」となります。」
※注意 気学は旧暦で見ますので2月4日以降生まれで、あくる年の2月3日生まれの方がこの年生まれとなります。
本命星が
「三碧」 「六白」 「九紫」の生まれで、干支が
「丑」 「辰」 「未」 「戌」年生まれの方は
下記の表から自分の生まれの月を出します。月盤の中央に位置する数字が
「月命」となります。
例として2月生まれの方は中央に5がありますので月命は
「五黄 土星」となります。
本命星が
「二黒」 「五黄」 「八白」の生まれで、干支が
「寅」 「巳」 「申」 「亥」の年生まれの方は下記の表から自分の生まれ月を出します。月盤の中央に位置する数字が
「月命」となります。
例として2月生まれの方は中央に2がありますので月命は
「二黒 土星」となります。
冒頭に例えた昭和28年4月28日生まれの方は、生まれ年28年は本命
「二黒 土星」となり、
干支は巳年なのでC表の月命盤となり、4月には9の数字がありますので月命は
「九紫 火星」となるのです。
この様にして生まれた年と、生まれた月の星が貴方の生涯の霊数となるのです。
運命の分岐点
例えば1本の道を歩いていたらY字型に右と左に道が分かれていたとします。
でも、右に行くか 左に行くか選ばなければなりません。
あとはその結果がどの様に違ってくるか!
右の道をに行ったら、しばらくして財布を拾い、それを届けたために素晴らしい異性にめぐり合い、
それらが縁で幸せな結婚生活を始める結果に・・・。
反対に左の道に行ったら突然、わき道から飛び出して来た自動車にはねられ、その人の運命は
結局そこで途切れてしまいました。
両極端に例を述べましたが、この様にちょっとした選択と行動の違いによって大きく人生を左右させる分岐点が存在し、その人の運命を司っているのですね。
もし事前に左に行ったら自動車事故に合う!事を分かっていたら、右の道を選ぶ事でしょう。
つまり、右の道を選ぶか、左の道を選ぶか等の判断基準を知るのが「気学・方位学」を基本とした
運命学なのです。
積極的に盛運に転ずる方法
「宿命だから仕方ない・・・」とか「人の力ではどうしようもない運命だから・・・」とあきらめていませんか。
勿論、人にはそれぞれに宿命があると思いますが、ただ宿命に流されるだけの人生だったら面白みも無く、生き甲斐もありません。
そこで宿命を打破し、凶運を幸運に転換する方法、衰えた運勢を少しでも盛運にして行く方法のひとつとして吉方位に転居したり、旅行したりしてその人の運を開いて行くのです。
良く、遠方に旅行したら盗難に合ったとか、お腹壊して痛い目に合ったりとか、事故に遭遇して怪我したりとか・・・・・悪い事ばかりで散々だった旅行もあれば・・・・・。
旅行に行った先で素晴らしい人との縁が出来たり、商談が上手くまとまったり、新しいアイディアが浮かんだりとか・・・・次々と良い事ばかりの旅行もあると思います。
これこそ、やはりその方位がその人にとって「吉方位」か、又は「凶方位」だったのか、の結果に過ぎないのです。
これらの吉凶作用は行き先が遠い程大きく現れてきます。
「宿命だから仕方が無い」と思えばそれで良いのですが、でも折角行くなら「吉方位」の時期を選んで旅行してみたいですね。
その為の気学・方位学なのですから。
九星・五行について
吉方位を選ぶ場合に九星の意味を知る事が大切となってきます。例えば「一白 水星」と言う星ならば「一白」が星であり、「水星」が五行の意味合いを現しています。
その五行の意味合いを考えてみましょう。
古代中国人が天体を観測するようになった時、太陽と月の他に太陽系の惑星として水星、火星、木星、金星、土星の各惑星がお互いに位置を崩さず運行しているのを知り、これらの惑星がこの世の運命をつかさどるものと考えていたのです。
そこでこの5つの惑星を日常生活の素材に置き換えて木、火、土、金、水の5行に分類してそれぞれの作用の働きがこの世の象を作り出している事を考えたのです。
この地球上の現象としての五行は以下のとおりです。
木・・・動植物のように生命を持ち活動しているもの。
火・・・ものが燃えている現象。
土・・・地球の大地、土。
金・・・この世の金属類。
水・・・液体状のもの。
この世の生活の素材がこの五行に全てが当てはまると言う事ですね。
次にこの五行の係わり合い、つまり相性が合うか、合わないか等の関係で判断してみましょう。
水と火では相性はどうでしょう? お互いに合わないで相殺し合いますね。
この様に合わないのを「相克(そうこく)」と言います。
この相克関係を言えば
木は土の養分を吸い上げるけど、金からは傷つけられる。
火は金を溶かすけど、水から消される。
土は水を止めるが、木から養分を採られる。
金は火から溶けるけど、木を分断できる。
水は土に止められるが、火を消す事が出来る。
この「相克」と言う関係は世の中の争い事の現象と全く同じ事と思いませんか。
その通りで「相克」とはこの世の争い、憎しみ、不幸、事故等の不幸ごとの現象を造る意味合いがあります。
反対に「相性(あいしょう)」関係があります。
木は水を吸収して、火の元となります。
火は木を燃やして、灰となり土を作ります。
土は火の灰からなり、やがては鉱物、金を作ります。
金は土からなり、溶けて液状つまり水を作ります。
水は金属のミネラルからなり、木を育てます。
これら「相性」とはお互いに助け合う関係で発展を意味しています。
そこで吉方位とは「相性が合う方位」となります。
反対に凶方位とは相性が合わない「相克」の方位と言う事です。
二黒土星の人なら土ですので「火星」の人から助けられ、「金星」を人を助ける事になり
方位的には「九紫火星」、「六白金星」、「七赤金星」の方位が相性合う方位となります。
九星について
九星とは「一白」「二黒」「三碧」「四緑」「五黄」「六白」「七赤」「八白」「九紫」の事を言います。
それぞれの九星について意味合いがあり、現象があります。
例えば金銭運を良くする為には「西」の方位、あるいは「七赤金星」の方位でその人について吉方位の時期に引越ししたり、旅行等して金運を高めて行くのです。
詳しくは夢を達成する方位は!でご覧下さい。
その為には九星の象徴、意味合いを知る事が必要となります。
その一白、二黒、三碧、四緑、五黄、六白、七赤、八白、九紫の意味合いを簡単に述べてみましよう。
1白から9紫までの霊数にそれぞれに意味があり、それぞれに異なった作用が現れて来ます。
そこから目的に合った九星か、あるいは方位を確かめ、貴方の目的に合った吉方の方位に行動を起こすのが気学で見る運命開拓方法のひとつと言う訳です。
一白水星(いっぱくすいせい)
関係ある方位は「北」30度。
一白水星は五行で言えば水性であり、この地球上の水に関係する全ての象徴を言います。
液体、涙、雨、川、水蒸気、雲、泉、海等ありますが、考えてみると1滴の雨だれが大きな大海迄たどり着くまでどれだけの苦労や困難がある事でしょうね。
この意味から、創始、計画、苦労、悩み、悲しみ等、又水は低い所に流れるので凹み、低い、落ちる、穴、最低、部下、目下、大衆、下層階級となり、水が流れ伝わる事から連絡、仲人、仲買人、仲介人とみます。
方位は「北」ですので、影、暗い、寒い、裏、秘密、等となりますので、さらに睡眠、眠る、思念、等陰性の作用、象徴が一白水性の特徴です。
陰性、影と来たら人体では性器や性交であり、秘密事では密会や情事、不純な交際等も一白水性となります。
職業も水商売や酒屋、クリーニング屋や魚師、魚屋など等、水に関係する仕事が一白水性の意味があります。
※一白水星の吉方位、又は北の吉方位を利用すると裏の取引や交際、新しい事業の創始、影の収入、目下、部下からの信頼、浮気等の秘め事、等上手く行く様になりますが、
これらを剋気(凶作用)として利用すればその反対の結果が現れて来ます。全てがスキャンダルとして表面化してしまったり、浮気がばれたり、人間関係がギクシャクしたりで精神的苦労が多くなります。
二黒土星(じこくどせい)
関係ある方位は「南西」60度。
二黒土星は五行で言えば土星であり、大地の土と言う事になります。二黒の大地は母なる大地の意味合いを持っています。
地球の大地は田畑から森林、商業用地まですべての土地を言いますが、これらはこの世の万物全てを育成して行く一番の土台となっています。
よって万物育成と言えば母、女性、お手伝いさん等であり、縁の下の力持ち、補佐、努力、勤勉、地役、奉仕、等の意味があります。
又土星の土の象で、大地、不動産、農業、田畑、田舎などの意味合いもあります。
大地には派手さがありませんが、自然に従順で地味で堅実で根気が必要になり、その分古い意味もあります。
これらは全て仕事、営業等の勤務状態にも当てはまります。
※二黒土星の吉方位又は南西の吉方位を利用すると、働き者になり、技術向上と能率アップが図られ、営業業績が伸びて行きます。これらの努力が認められ補佐役で大成するのが二黒土星の作用です。
又、反対に悪い結果として出れば、勤勉さや従順さが失われて営業不振になったり、のんびり、ボンヤリで、なかなか行動に移せません。身体では胃腸や脾臓等を壊したりします。
三碧木星(さんぺきもくせい)
関係ある方位は「東」30度
三碧木星は五行で言えば木であり、同じ木でも生長最中の若い木を意味します。
又、東の方位であり、東は太陽が昇りその日の始まりである事から、希望、発展、成長、進出等の意味合いがあります。
「一白水星」の創始計画から、「二黒土星」の努力実行、そして「三碧木星」の成長となるのが自然の成功する為の形態なのです。
三碧木星の象徴としては、発展、繁栄、進出、希望等がありますが、それらの活力、活発さが音にも現れて、騒がしい、歌声、音楽、声、評判、宣伝等の意味が含まれて来ます。
五行説では木→火(木が燃える)意味合いで三碧木星は「火事」の象徴でもあります。
※三碧木星の吉方位、又東の吉方位を利用すると明朗で活力にあふれ、仕事面での進出、発展が約束されます。又発展の意味から発明や発見の才能が磨かれたり、声に関係する歌や宣伝マンや雄弁家等として大成する事が出来ます。
又剋気(凶作用)とすればその反対の結果、すなわち進出したけど失敗に終わったり、火事などの災難に見舞われたり等、発展の要素が阻害されます。
四緑木星(しろくもくせい)
四緑木星の関係する方位は「東南」60度
同じ木星でも三碧木星が成長盛んな若い木であれば、四緑木星は完成した整った木であります。
そこには成熟があり、商売、信用、風評、噂、完成、仕上げ等の意味合いが含まれて、成熟は男女縁談の星でもあります。
又四緑木星は易の巽の掛からきており、巽(そん)は風の意味があり、風は長く、遠くまで吹き渡りますので、長い、長引く、往来、遠方、旅行、通行、通信、迷い、世間、来客等の意味合いがあります。
風は風邪を呼び、呼吸器系、気管支系の病も四緑木星の象徴となります。
又信用は→世話する→交際→友情などの意味も含んでいます。それらが又信用となって成熟して行きます。
「三碧木星」の発展から信用が付いたのが「四緑木星」の星となる訳です。
※四緑木星の吉方位、又は東南の吉方位を利用すると、世間的信用が増したり、久しく途絶えていた友人の音信があったり、縁談がまとまったり、遠方との取引が出来たりと成熟と信用の作用が現れて来ます。
又剋気(凶)としての結果は、今までに積み重ねて来た世間的な信用が崩れて仕事や人との交際が上手く出来なくなったり、気管支系や腸官の疾患等の病気にかかったりして家運全体が衰退して行きます。
五黄土星(ごうどせい)
五黄土星は関係する方位よりも九星定盤(方位盤)の中央に位置する最も強い強運星のひとつです。
同じ土星には、二黒土星、八白土星もありますが、その中でも五黄土星が一番強い土星です。
だから強い、中心、帝王、中央、首相等の意味合いが含まれ、他の星とちがって支配的な存在となっています。
又強い星がゆえに半面に混乱、破壊、腐敗等といった危険性もあるのが特徴です。
強い星が為に裏返せば、腐敗、汚れ、廃物、毒、暴力、ゆすり、たかり、高利貸し、悪人、暴力団、強盗、殺人、死、墓、墓地、等一般的に悪と言われている象徴が皆五黄土星の特徴です。
※五黄土星の方向に行動すると「五黄殺」といって自ら災難を受け、その反対の方向に行動すると「暗剣殺」の方位となって他から災難を受ける全てが「凶」としての現象が現れて来ます。
より遠く、長く滞在する程その吉凶作用が現れますので特に五黄土星の位置には注意が必要です。6大凶方のひとつとなるので旅行や引越しの際には五黄土星の配置に充分注意をして行動しましょう。
六白金星(ろっぱくきんせい)
六白金星は易の乾(ケン)からにして「天」の意味が含まれ、関係する方位(座所)は北西(60度)です。
天の意味から神社や仏閣、祖先、主人、父、天皇、首相など目上の人や、大政治家、高位高官の人、権力者の意味があり、そこから完成、完了そして円、○、円熟、老成等の星とします。
又天は動きが止まず、常に活動を続けているので、運動、競技、多忙などの活動的な象徴や、
円運動や活動の意味から自動車、交通機関、機械等も含まれて来ます。
又人間でも一番活動的な時期は動き回る「幼児」を表しています。
六白金星の金は、円、回るの意味から、相場、投資等に関係します。
※六白金星の吉方位、又は北西60度の吉方位を利用すると、活動的になったり、相場や投資等で思わぬ大金を手にしたり、権力者等との出会いがあったり晩年気は大きく大成したりします。
又、凶の作用としては交通事故に遭遇したり、4歳以下の幼児に災難が起こったり、投資で失敗して大きな穴を開けたり、活動が停止したり、勝負事に負けたりします。
家相でも北西の方位は主人や父の座居なのでトイレや台所などあるとと主人や父に災難が多く出ますので、床の間、畳、フロア等で品位を保つ事が大切です。
七赤金星(しちせききんせい)
七赤金星の関係する方位は西30度の方位です。
西に夕日が沈み、一家団らんでご馳走を囲み笑顔で楽しく飲食している姿を連想して下さい。
そこから贅沢、ご馳走、悦び、飲食店等の意味合いが含まれて来ます。
そして悦びは趣味、歌、恋愛、色情とし、人間では少女を意味します。
又六白金星がお金では円、丸い硬化、相場、投資等に対して、七赤金星の金は、札、紙幣であり、経済、金融、銀行、金融、利息等の意味が七赤金星の特徴です。
※七赤金星の吉方位、西の吉方位を利用すると思わぬ収入で経済的に豊になり金銭や物に恵まれ贅沢に成って来ます。
又十代の少女が歌手や子役として一躍名を成す方位でもあります。悦びの意味合いでの趣味や恋愛事も上手く運んで行く作用が七赤金星の象徴です。
又、凶の方位として犯せば、反対の象徴として遊び過ぎたり、全ての面で出費が多くなり経済的に落ち込み、金銭運がなくなって来ます。口論も多くなり引退を辿る結果となります。
□
八白土星(はっぱくどせい)
八白土星の関係する方位は北東の方位となります。
土の気は「山」を表しています。山は土壌の集積であり、集積の象徴として蓄財、貯蓄、等に関係します。その為の倉庫や土蔵も含め、さらには人間の欲望として意味も含んでいます。
山は止まっていて動かず、そこに止まる、終わる、それは今から始まると言う事にもなります。
よって継ぎ目、変化、相続、変わり目等の意味を含んでいます。
※八白土星の吉方位、北東方位を利用すると全て良い意味での変化があります。
貯蓄心が出て来たり、財産が増えて不動産等手に入れたり、不動産利益が出たりして相続人にも恵まれて来ます。
反対の凶の方位を利用した場合はその反対に、財産を失ったり、相続人問題や家庭問題が出て家運が衰退して来ます。
又この北東の方位を「鬼門」と言われ、一番恐れられている方位となります。
方位では丑、虎であり、牛の角と虎のパンツの「鬼」が連想されますね。
行き詰まり、財産なくして、脊髄関節の病になり相続人もいなくなり、家運が止まる位に怖い影響を受ける方位となります。
□
九紫火星(きゅうしかせい)
九紫火星の関係する方位は南の方位です。
火星は燃える火となり、移る火となり太陽となります。火は灯を照らし、明らかにする作用や万物を乾かす作用があります。
火の燃え移る所は分離、移動を意味し、輝く事で名誉が生じ、又美を生じ美容や外見、ファッションの意味が生じ、照らす事で明らかになる、発覚する、明瞭、知識、文章等含まれて来ます。
※九紫火星の吉方位、南方位を利用すると地位や名誉を得る事が出来ます。又官公庁に関係が生まれたり、知識が広がり先見の明が効くようになります。仕事上の移動も栄転となり地位的に恵まれて来る事となります。
反対に凶の作用を受けるとこれらと反対の凶作用が現れて来ます。
今迄の地位や名誉を失う結果となり、先見の明、観察眼が無くなり、悪知恵が働く様になります。
又分離の離婚、離散、死別などの凶作用が起こります。アルコール中毒や目や脳の病気を患う様になって来ます。
■以上九星の象徴に関係する意味合いと現れる現象を簡単に述べましたが、必ず行動したなら結果が伴う事が自然の法則です。
良い行動には良い結果が、悪い時期、方位では悪い方向に向います。
これが気学九星の捕らえ方です。
「吉凶は動より生ず」、貴方も運命開拓に吉方位への移転、引越し、旅行等活用してみましょう。